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2011年4月21日(木)

【連載インタビュー】 ~第6回 五ヶ谷 宏司選手 小さな身体、大きな志~

今年度、入社2年目を迎える五ヶ谷選手。

ルーキーイヤーの昨年は実業団での初めての駅伝、そして今年36「第66回 びわ湖毎日マラソン大会」では初マラソンを経験。2時間1207秒の好タイムで新人賞を獲得しました。

充実の1年目を終え、より一層実力に磨きをかけた五ヶ谷選手に迫ります。

 

(入社して1年が経ちました。振り返ってみてどうですか?)

そうですね...自分の思い描いていた理想と、かけ離れた1年でした。

今もまだまだ理想に追いつけていない感覚でいますね。

昨シーズンは試合前に風邪をひいたり、オーバーワークで調整を失敗したりで...基本的なことが全然だめでした。

なんか、うまくいかなかったです。

色んな人に「やりすぎだ。」って言われたりもしましたし、自分でもガツガツ走りすぎたかなって思います。

大学の時に比べて1年目からいってやろうって気持ちが強すぎたかもしれないですね。

 

(では、五ヶ谷選手の思う"理想"とは?)

最低でもニューイヤーは走りたかったです。

あと、トラックレースでベストも更新したかったですね。

 

1年が過ぎて、このチームの印象はどうですか?)

仲がいいチームですね。

谷口と輔も言っていましたよね。(第4回、5回連載インタビュー参照)

何か違うこと言った方がいいですよね...

あ、このチームは背の高い先輩が僕のこと見下ろしてくるんですよ。(笑)

 

(それは五ヶ谷選手が小さいってことでは?(笑))

そうですね。全員に見下ろされますからね。()

最近入社した後輩たちにも見下ろされちゃってますよ。(泣)

 

(憧れや、目標としている選手はいますか?)

今井さん(トヨタ自動車九州)、には大学の頃からよくしてもらっていたんですが、昨年の夏、ボルダーでのマラソン強化合宿で3週間一緒に練習させてもらって、改めて色々と刺激を受けました。誠実で面白くて速いって...ずるくないですか?()

あと大学の先輩の紅祢さん(日清食品グループ)はすごいですよ。自分が大学1年の時の同部屋だったんですけど、狙っている試合前の集中力とか、オーラってのは本当にすごくて、集中力に関していえばピカ一ですね。あの頃は勝てる気が全くしなかったですけど、実業団では勝てるように頑張ります。

二人とも憧れであり目標ですけど、近いうち絶対に勝ちたい選手ですね。

 

(ボルダーでの合宿が良い経験となったと言えますね。)

そうですね。ボルダー合宿もそうですし、1年目から良い経験をさせてもらっていると感じています。たいして力があるわけでもないのに、そういう選抜合宿に参加させてもらったり、東日本実業団駅伝では2区を走らせてもらったり。

だから監督には感謝していますね。ただ、そういう提供をモノにできていないっていう申し訳ない気持ちもあります。

 

(高い理想を持っていますね。では、過去に印象に残っているレースはありますか?)

それなら間違いなく、大学3年時の箱根駅伝です。

この時は2区を任されたんですが、4日前に胃腸炎になってしまい、体重も減ってしまって...区間20位でした。(記念大会のため23チーム中)

この年、10000m 28分台も出して、予選会も個人3位と乗っていたときからのどん底だったので相当きつかったです。狙えると思っていただけにですかね。

しかも、高校、大学とずっと一緒だった当時主将の先輩が、その時アンカーに控えていたんです。自分がブレーキしたせいで、先輩を良い位置で走らせてあげられなかったのが1番悔しかったです。

でも今だから思えるのは、あの大きな失敗があったからこそ、今の自分があるのかなって感じですね。

 

(貴重な経験でしたね。陸上競技をはじめたきっかけは何ですか?)

中学卒業まで9年間、サッカーをやっていたんですが、中学3年生の時に駅伝に出ることになって、そのために2ヶ月くらい練習しました。それがきっかけになりましたね。

ちなみに陸上はじめて激やせしましたよ。(笑)

 

(走るときに縁起を担いだりはしますか?)

母からもらった金ネックレスをして走ることです。

これをして走ると調子いいんですよ。

マザコンみたいで、恥ずかしいので内緒にしていたんですけどね。(笑)

 

(意外な一面ですね。(笑)では、家族の話も聞かせてください。)

家族は、父、母、姉、ベル(愛犬)です。

家族はみんな仲が良くて、自分が大学を卒業するときにはGuam旅行にも行きました。

先日のびわ湖マラソンも家族が応援に駆けつけてくれて、力になりました。

 

(走りのアピールポイントはありますか?)

う〜ん。他の同期3人と違ってラストのスピードがあるわけでもないですし...

ですが、ロードで長い距離なら自信がありますので、早くマラソンには挑戦してみたかったんです。

 

(入社当初からマラソン挑戦はかなり意識していましたね。)

そうですね。学生の頃からロードで長い距離が得意でしたので、マラソンはやってみたいと思っていました。もともと、JRにはマラソンがやりたくて入ったようなものなので。

本当は藤原さん(元JR東日本 現レモシステムランニングクラブ)と一緒に練習がしたいという希望があったのですが、逃げられちゃいました。(笑)

一緒に練習する希望は叶わなかったですけど、このチームでマラソンを志す以上、藤原さんの記録は意識せざるを得ないなって思っています。

 

(競技以外では、普段の業務時間はどういった仕事をしていますか?)

3月までお世話になった人事課から、41日付けで営業部に配属されました。

人事課時代は、主に課内庶務を担当し、勤務整理やデータ整理などを行っていました。

教わった仕事は自分なりにマニュアル化し、業務の円滑化と今後できる後輩の指導のために役立てようと心がけました。

また、普段は支社ビル内での仕事がほとんどですが、各駅や地区センターへの職場訪問の機会をいただいたり、また311日の東日本大震災後には、駅でのお客さまへの案内も行いました。

営業部での仕事はまだまだこれから勉強しないといけませんが、サービス課に配属になりましたので、間接的ではありますが、お客さまへのサービス向上の為に取り組みます。

営業部の先輩の山田さんと笹谷さんには色々と教えてもらえるようにお願いしないといけないですね。

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▲4月22日スタートのウォークラリー「えきぽ」のポスターの前で。
 胸ポケットのマスコットはJR東日本八王子支社のキャラクター、「モモずきん」。

 

(では、プライベートな質問も。休日の過ごし方は?)

買い物に行ってストレス発散します。洋服とか結構好きなので。

特に"CHROME HEARTS"と"AMERICAN RAG CIE"が好きです。

ちなみに個人的には、長谷川さんと奥村さんがお洒落だと思いますね。 

あと、びわ湖マラソンが終わってから読書を始めました。最近読んだ本と言えば、ワンピースだけだったので。(笑)

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(好きな芸能人はいますか?)

美馬怜子さんです!

毎朝、"朝ズバッ!"の天気予報を見て癒されています。(笑)

 

(将来の夢はありますか?)

笑顔のカワイイお嫁さんをもらうことです。美馬さんのような。(笑)

 

(素敵な夢ですね。(笑)では、改めて、初マラソンとなった「びわ湖毎日マラソン」を終えて、現在の心境を教えてください。)

そうですね...。タイムも順位もレース内容も、正直どれも納得できなかったんですけど、それでいて新人賞を頂いてしまったので、複雑な感じでした最低でも入賞したかったですね。でも今はまだ、これが実力だと受け止められたし、レース後すぐに「また走りたい」って思えたので、自分自身まだまだ強くなれると思っています。それに、今回のマラソンで課題も明確になったので、次に繋がるレースになったと思います。

次のマラソンは入賞しますよ。

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▲写真提供 陸上競技社

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(今年度から、伊藤選手を主将とする新体制でチームがスタートしました。その中で、五ヶ谷選手の役割はどのようなことと考えていますか?)

自分の役割なんて特にないですよ。とりあえず、伊藤の兄貴についていくだけです。()

ただ役割ではないですけど、個人的には、自分の走りでチームを活性化させられる選手というか、存在でありたいですね。

あと、前キャプテンの中谷さんの走りに個人的には注目しています。

色々なストレスや神経を使うキャプテンという立場を離れ、自分の走りに集中できるようになった今年の中谷さんは、一気にくるんじゃないかなって思っています。皆さん注目ですよ!()

 

(また、311日、東日本大震災によって甚大な被害がもたらされました。被災された方々が再起に向けて立ち上がることができ、被災した地域が復興を遂げるために、我々のやるべきことは何でしょう?)

そうですね、CMなどでやっている基本的なことは、継続してやっていかないといけないですね。

あと、陸上選手としては、今すぐどうこうってわけではなく、いつの日か被災地が復興した時、ようやく役に立てるのではないかと思います。被災地の皆さんがTVを見られるようになった時、"感動していただける走り"をすることが役目というか、できることだと思います。それは微々たることかもしれませんが、それで一人でも元気になってもらえるなら嬉しいです。そのためにも、今まで以上に一生懸命練習することが、今自分たちがするべきことだと思います。

 

(今後の目標について教えてください。)

マラソンで結果を出すってことはもちろんですが、特に若いうちに結果を出したいと思っています。最近で言うと川内さん(埼玉陸協)や堀端さん(旭化成)といった同世代の選手が結果を出しました。正直な所、予想していなかった分、焦りも感じています。

28歳前後とかでマラソン挑戦を始める選手が多いなか、入社3年以内とかでマラソンで活躍できたら目立てると思うんです。結局、目立ちたいってことですかね。(笑)

とにかく、若くしてサブテンを達成したいと思っています。

 

 

若さ溢れる、チームのムードメーカー的存在。普段のお調子者な様子とは違い、競技に対しては人一倍ストイックな一面も併せ持つ五ヶ谷選手。"新生JR東日本ランニングチーム"を引っ張る中心選手の1人として、今後の活躍にぜひ注目してください。

 

 

(取材・編集 八王子支社総務部広報課 奥村 隆太郎)

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